いまどき50名も集まる会山行がある
〈新春ハイキング〉奥武蔵・美の山

2011年1月30日
係:菅野範子 参加者50人
記:遠藤 徹

 毎年、恒例となっている新春ハイキングが、今年も1月の最終日曜日に開催された。
 係は往年のアイドル(数十年前アイドルだったらしい)菅野範子先輩である。当然、菅野さんのことだから記録など書くはずもないので代筆させて頂きます。
 まず、菅野さんが掲げたコンセプトは「関根さんが参加できる場所であること」であった。このための下準備と役割分担が入念に行われた事実を後から知った。ふだん一般山行はおろか集会にも顔を出すことがない菅野さんであるが、この行事に賭ける熱意は計り知れないものがあったことが窺える。
 池袋から7時過ぎの直通電車で皆野駅に集まる。この時点でOB中心の参加人数なんと43名。皆野から雑木林の九十九折を登るが、最後尾の私からは長大な一列縦隊が俯瞰された。約2時間歩いて美の山の山頂に到着し、車で来られた関根さん、野口さん、金子さん、茂さん夫妻ら7名と合流する。この美の山(たぶん蓑山からの転化か)、山頂付近はすこぶる整備され、季節ともなれば桜の競演が見事だと聞く。展望も全方位素晴らしく、削り取られた武甲山を間近に両神山、二子山、遠くに日光連山まで見渡すことができた。
 全員集合して予め準備して頂いた温かいトン汁をいただき、誰もが楽しみにしている山口さんのお酒(これ以上は書けない)をいただき、ゆっくり時間をかけて親睦を深めた。現役の活動の衰退振りが恥ずかしくなるほどの参加人数に圧倒される刺激的な1日であった。金子さんは、開設したばかりのブログにも書いているが、昔のわらじでも大きな事故が原因で衰退していた時期があると言う。肝心なのは少人数であっても継続、継承することだと仰る。
 関根さんからは、紙ベースの月報が3月をもって終わることについてお叱りを頂戴した。ここに集まった方々が夜なべをしながらガリ版で綴った月報を引き継いで行けなくなってしまった罪と責任を感じる。メールで届けられることになる4月度の月報からは、私がコピーして野口さんと関根さんにはお届けしよう(そう言う問題じゃないんだよね)。
 当然、私はベロベロに酔って、転びそうになりながら和銅黒谷の駅まで下り解散となった。